腸内運動

葉酸が予防してくれる悪性貧血

葉酸は血を造りだすことに必要なビタミンです。
造血ビタミンという名前で呼ばれることもあり、血液を作る臓器である骨髄において赤血球を作りだすという重要なはたらきがあります。
赤血球が不足してしまうと悪性貧血を引き起こしたり、貧血だけでなく口内炎や舌の痛みや知覚障害などの原因となります。

葉酸が不足をしてしまうと血を造りだす骨髄の働きが低下して、正常な赤血球を作るために必要な細胞の分裂や増殖が行われなくなってしまいます。
そして代わりに異常な形の赤血球のもとである大きな赤芽球(せきがきゅう)ができてしまいます。
この物質は巨赤芽球(きょせきがきゅう)と呼ばれています。
赤血球になりきれなかった巨赤芽球は貧血を引き起こします。
この貧血は巨赤芽球貧血もしくは悪性貧血と呼ばれています。

悪性貧血という名前は以前は原因もはっきり解明されておらず、治療の方法がなかったため命の危険があったことから付けられた病名です。
現在においては葉酸とビタミンB12の摂取不足から起こる病気であることが判明しています。
治療法も確立されていますが悪性という名前は継続して使われています。

悪性貧血にならないよう予防を行うためには、日ごろから意識的に葉酸を多く含む食事を摂るように心がけることが大切です。
悪性貧血を防ぐ効果がある葉酸は、緑色の野菜の他にも納豆や海苔などに多く含まれています。

また葉酸と同じく血液を造るために必要なビタミンB群である、ビタミンB12が含まれている食品と一緒に摂るのがのぞましいです。
ビタミンB12はイワシやブリなどの魚やカキなどの貝類と肉類に含まれています。

葉酸は水溶性ビタミンなので水に溶けだしやすい性質があり、また吸収率も良くありません。
生で食べることができる果物や、溶け出した栄養も一緒に飲める野菜のスープやみそ汁といったかたちなど、食べ方に工夫を凝らすことも必要です。
それでも不足をしている分は、サプリメントなどで補うことが必要となります。