腸内運動

葉酸を補給してがん予防

葉酸は植物の葉っぱに多く含まれている栄養素で、ホウレンソウやブロッコリーなどの緑色の葉っぱの野菜の他にも、納豆やソラマメにも含まれています。
ビタミンB群の一種で、その中でも必須ビタミンと呼ばれる種類の中のひとつです。

ビタミンは大きく分けると水に溶ける水溶性、水に溶けない脂溶性ビタミンと2種類に分けることができ、葉酸は脂溶性ビタミンです。
造血ビタミンという名前で呼ばれることもあります。
同じビタミンB群のひとつであるビタミンB12とともに、血液中にある赤血球を作る働きがあります。
赤血球の中にあるヘモグロビンは血液を通じて身体中のすみずみに酸素を運ぶという、とても大切な役割があり、貧血の予防に効果があります。

さらに葉酸は人間の生命の維持のために必要な栄養素で、核酸を作るために重要な働きをしています。
核酸は細胞の真ん中にある部分で、遺伝子の情報が含まれているDNAやタンパク質を作るのに重要なRNAが含まれています。
人間の身体は数え切れないほどの細胞で構成されていて、細胞はコピーを繰り返しながら、分裂をして増えていきます。
コピーをする際に重要となってくるのが、タンパク質で葉酸はそのタンパク質の形成に欠かすことができないはたらきをしています。
その他にも、血管が硬くなってしまう動脈硬化の予防にも重要だとされています。

最近分かってきたこととして、悪性腫瘍であるがんの予防効果が考えられています。
がんというのは、細胞が分裂をする際に、正しく分裂するのではなく、間違った遺伝子の状態でコピーされてしまい、どんどん増えていくという異常に増殖するよってことによって起こってしまいます。

葉酸には細胞の異常な分裂を防ぐ効果があるとみられており、アメリカの研究で、葉酸のサプリを毎日欠かさず飲んでいたグループと、摂取しなかったグループと2つに分けて比べたところ、大腸がんになるリスクが2割ほど軽減したという調査があります。
結腸がんや咽頭がんなど、他のがんへの葉酸の効果の研究もされています。